ウーリーナイロンとは

高捲縮のウーリーナイロン糸

上の画像(白色)は、高捲縮のウーリーナイロン糸です。(引っ張ると普通の糸のようですが、フリーにしてみるとフワッと膨らんだ羊毛糸のように広がります。)

ウーリーナイロン(woollie nylon)とは、熱可塑繊維のナイロン延伸糸に撚糸機で、撚り(強撚)をかけて熱セット(撚り止め)した後に、撚りを解く(解撚・逆方向に追撚)した糸で、撚り止めした後に逆方向に撚りをかけるため、最初に掛けた撚りが戻るわけではなく、同じ糸の中に、右撚り(S)と左撚り(Z)が交互にかかった状態となり、ジグザグ状に縮んだ(捲縮性のある)糸となります。

長繊維でありながら、ふわふわ感のある糸となるので、伸縮性(ストレッチ性:キックバックのパワーはありません)や保温性があり、また、軽量性を持たせた嵩高(かさだか)加工糸の1つです。

羊毛(wool)のような風合いや感触となるのでウーリーナイロンと呼ばれています。

以前は、①加撚(強い撚り)、②蒸気による熱セット(撚り止め)③加撚(撚りを解く:逆方向)の3工程での製法でしたが、現在では、仮撚機での1工程での加工法が開発され生産性は飛躍的に向上しました。

 

用途:

ストレッチ織物・編物(健康・スポーツ用)、下着、靴下、ヘアーゴム(ヘアーリングゴム)、ボクサーパンツ用のジャガード織ゴム、ウーリーミシン糸、ウーリースピンテープ(ニット製品の伸び止めテープ)、カラーマスクゴムなど

 

ウーリーナイロン丸ゴム

上の画像は、ウーリーナイロン丸ゴムヘアゴム)の表面の拡大画像です。(糸の伸縮によりソフトな風合いのフワフワ感があります)

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