フェストン(feston)とは

フェストン(フェストゥーン)とは、ゴム紐の仕立形状の呼び名の1つです。

通常は、運送のしやすさから、ボビン巻やレコード巻、カセ巻の形状で出荷するのが普通ですが、箱の中にゴム紐を折りたたんで詰め込む方法をフェストン仕立と呼んでいます。

ゴム紐製造業者の間では、フェストンと呼んでいますが、本来はフェストゥーン(festoon)というようです。

イタリア語では、フェストーネ(festone)です。

以下に、世界大百科事典 第2版の解説より抜粋して紹介します。

フェストゥーン【festoon】
花,枝葉,果実,穀物等を帯状布で巻き,2点間に緩やかにつり下げた形を示す装飾。懸華(けんか)装飾,花綱(はなづな)装飾ともいう。石,スタッコ,ないしブロンズのレリーフ(浮彫),および絵として表され,主として古典様式建築のフリーズ(水平装飾部材)または墓碑等に荘重感と記念性を強めるために用いられる。festa(〈祝祭〉の意)と同根の語で,祝祭用の花綱がヘレニズム時代の祭壇,神殿の装飾に転用され,ローマ時代に一般化した。

ということで、リボンなどを何ヶ所かに吊り下げてループ状になっている形状が由来のようです。

織ゴムのフェストン(フェストゥーン)仕上げ工程です。↓

織ゴムのフェストン仕上機

コールゴムのフェストン(フェストゥーン)仕上工程です。↓(綾振りをしながら箱に流し込みます)

コールゴムのフェストン仕上機

フェストン(フェストゥーン)仕上げの特長は、

①連続した状態で箱にきれいに入れるので、ゴム紐やテープの繋ぎ目や中切れが少ない。(カット・リング加工する場合にはロスが少なくなります)

②レコード巻やボビン巻のように応力をかけて(引っ張って)巻いていないので、そのまま縫製加工ができることです。(レコード巻・ボビン巻の場合は、一昼夜放反しないと縮み・歪みが発生します)

③最初(start)から、最後(end)まで、1本につながっています。ぎっしり密集して詰まっているので、コンパクトに収納されています。(コストも少しお安いことが多いです)

コメントは受け付けていません。