ハイカウント糸(high count yarn)とは

繊維には短繊維と長繊維があり、短い繊維をステープル(staple) 、長尾連続状の繊維をフィラメント(filament)と呼びます。

化学繊維は全てフィラメントとして紡糸されます。

1本のフィラメントで作られた糸はモノフィラメント(Monofilament)といいます。(釣り糸のテグス糸など)

モノフィラメントを何本か合わせて1本の糸にしたものをマルチフィラメント(Multifilament)といいます。(通常のレギュラー糸)

化学繊維のフィラメントの太さで、レギュラー糸(Regular yarn)に対してハイカウント糸(high count yarn)があります。さらに細い糸には、ナノファイバー(Nanofibers)があります。

 

一般的に、レギュラー糸(ポリエステル)は、

167デシテックスの場合48フィラメント(167T/48F)

84デシテックスの場合36フィラメント(84T/36F)

というフィラメント数のものが多いです。

 

それより細い糸(フィラメント数の多い糸)をハイカウント糸といい、

84デシテックスの場合、72フィラメントや144フィラメントなどがあります。

ハイカウント糸は、フィラメント数が多いので糸の腰が柔らかくて、風合いが肌触りのいい繊維製品が出来上がります。

 

そして、近年では、さらに細い繊維のマイクロファイバー(microfiber)やナノファイバー(nanofiber)が開発されています。

ナノファイバーとは、繊維の直径が1nm(ナノメートル:千分の1μm)~100nmの間で、長さが太さの100倍以上ある繊維状の物質のことをいいます。

私たちの髪の毛の太さが約 100μm(マイクロメーター)ですから、ナノファイバーの太さは、その1/1000になります。しかし、実際には 0.5μm(500nm)程度の繊維もナノファイバーと呼んでいます。

繊維を極限まで細くすると従来の繊維にはなかった新しい物理学的性質が生まれるため高性能精密フィルターや高機能衣服、医療材料、燃料電池の部品等としての応用が期待されています。

 

 

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