綿繊維について

綿の原産地は、熱帯ないし亜熱帯といわれているが、品種改良もあり現在では温帯気候にも植え付けられている。

綿(cotton)の木は、「あおい科わた属」(Gossypium:ゴシピウム)に属する植物で、元来多年生草本であったが、現在栽培は、年1回、熱帯・亜熱帯(温帯)地方の世界のおよそ90ヶ国で生産されています。

綿繊維は、現在日本の衣料繊維の消費量の約40%を占めています。

綿繊維は、種子の表皮細胞が成長したものです。繊維を内部に含んだものをコットンボールと呼びます。繊維が水分を失い乾燥すると、コットンボールの表面の表皮がはがれて顔を出します。

綿繊維の太さは、0.01~0.02ミリ、長さは、20~40ミリ程度です。微細繊維で、吸湿性が高く、断面は、中空で扁平になっています。

また、天然の撚りがあるので、紡績して糸にするとしっかりと絡み合います。

綿繊維は、セルロース分子からなり、その平均分子量は約30~50万の天然高分子化合物である。

セルロースは、β-グルコースが、1,4-グリコシド結合した長鎖状の多糖類であり、セルロース分子が多数集合したミクロフィブリルが、さらに並んで繊維を作っている。綿繊維は、その98%がセルロースである。
特長

吸湿性があり、放湿の時に気化熱を奪い(夏は、)涼しく感じる。
微細繊維・先端が丸みを帯びているので、肌触りは柔らかである。
適度な保温性があり、(冬は、)暖かである。
静電気が起きにくい
強度があり、洗濯・漂白が容易である
染色性が良好であり、発色性に富んでいる
洗濯で収縮し(縮みやすい)、シワになりやすい
水・アルカリに強い
用途

良好な吸水特性を生かして、タオル・Tシャツなどに使用されています。

綿糸は、多量に供給されているために、価格的にも安定しているので、いろんな服(ニット製品・織物製品)に使用されています。⇒代表的なものに、ジーンズなどがあります。

ポリエステルとの混紡(T/C)で、Yシャツや、ブラウス等の生地に使われています。

最近。3年以上合成化学物質を使用しない農地で、合成化学肥料を使わずに栽培した綿花「オーガニック・コットン」が生産されており、女性用生理用品や子供用の服が作られています。

組ひも・テープ

綿棒

 

 

歴史

人類が綿を使い出したのは古く、紀元前2500年頃のインダス川下流のモヘンジョダロの遺跡から綿布片が発見されている。

 

 

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