ポリウレタン弾性繊維

ポリウレタン系合成繊維は、アメリカの一般名称では、「スパンデックス」と呼ばれていますが、日本の家庭用品品質表示法では、「ポリウレタン」の用語を用います。

(欧州等では、エラスタン繊維と呼ばれることもあります)
(天然・合成ゴムは、繊維ではないので、品質表示をしません)

(繊維とは、鎖状高分子からなり、結晶質・非晶質が経方向に配向しているものをいいます。)

(太さの単位は長繊維なので、デニール;d、または、デシテックス;dtex を使います)

製造原料や製造方法により様々なタイプがあります。

製造方法は、湿式紡糸法、乾式紡糸法、溶融紡糸法があります。

ポリウレタン弾性繊維は、伸縮性が大きく、ゴム糸のように5~8倍伸びますが、天然ゴム糸のようなキックバックはなく、少しゆるやかに縮みます。

ポリウレタン ( polyurethane ⇒ 略称 PU )

 

現在、ポリウレタン弾性繊維は、レギュラー糸の他に、ソフトパワー&高伸度・回復性、耐塩性、カラー糸、消臭性、吸湿&放湿性、可染性、耐熱性等を付加した製品群も開発されています。

特長

天然ゴム糸に比べて太さの細いものを製造できる。
天然ゴム糸に比べて紫外線や熱には強く、ドライクリーニング対応である。
染色が可能である。(ただし、色落ちや移染に注意が必要です。)
天然ゴム糸の数倍の強度がある。
塩素に触れると黄変や脆化をする。(長期間の紫外線暴露でも黄変します)
天然・合成ゴム糸に比べて、高価である。
天然・合成ゴム糸に比べて、伸張時からの回復が遅い。(弾性・キックバックが弱い⇒ゆっくりもどる性質がある)

用途

伸縮性が必要とされる分野に広く使用されている。
水着、レオタードなどのスポーツ衣料
ソックス、タイツ、パンティーストッキングなどの足まわり用途
ブラジャー、ガードルなどの下着分野
スポーツウェア、ストレッチジーンズ等にも使用されるようになってきています。

単独で使用せず、多くの場合、ポリウレタン弾性繊維を芯にして、ナイロン、ポリエステル等の糸を巻きつけた、カバーリングヤーン(フィラメント・ツイスティッド・ヤーン、FTY)として、数%~十数%の混率で使用されます。⇒織ゴム・編ゴム・ジャガード織ゴム等の平ゴムベルトの場合

(コアスパンヤーン、CSYや、プライヤーン、PLYとして使用する場合もあります)

(コールゴム・平ゴムや丸ゴムでは、ポリウレタン弾性繊維は、ベア(製紐機では、巻糸を巻かずにそのまま裸で使用)で使用されます)
ポリウレタンの記事(ウィキぺディア)は、こちら ↓

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%AC%E3%82%BF%E3%83%B3

 

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