織ゴム取扱い上の注意点
お客様の中に、時折り織ゴムに穴をあけて使用されることがあるようです。これは織ゴムの組織上、クレームになるような非常に危ない使用法になります。
織ゴムの組織は、縦方向に糸とゴム糸が通っていて、これを上下に交差させながら横糸を入れて織り組織を作っています。
①この組織に穴をあけてしまうと、その部分のゴム糸を切ってしまうことになります。(下図参照①)
②ゴム糸が切れた状態で引っ張ると、ゴム糸の切り口が固定されていないので中のほうに入って行ってしまいます。「スリップイン」と呼ばれる状態です。(下図②)
③織ゴムが元に戻った時に、中に入ったゴム糸が波打ったようになり表面が凸凹になります。(下図③)
織ゴムの使用法としては、間違った使用法なのでトラブルにならないように注意してください。
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