私たちの縫製現場では、用途に合わせて様々なミシンがあります。
ミシンが違えば使われるミシン針も変わってきます。
私たちが使っているものをざっと並べてみましたが、
代表的なミシン針は本縫い用で弊社でも一番使用する機会が多いです。
本縫い用ミシン針でも種類はさまざまで、
①一本針本縫い(DBx1)
薄地(♯9),普通地(#11),厚地(#14)で使い分けています。
②ニット用(DBx1KN)
針先が丸くなっており生地の糸が切れにくくなっています。
③厚地用(GROZ-BECKERT DBx1#16 GEBEDUR)
GEBEDUR=チタン という意味で同じ番手でも表面処理により強度が増しています。
それが美しい金色こちらです。
より厚いものを縫製する際に使われています。
生地に適した針を使わないと針穴が目立ったり、針が折れてしまったり、仕上がりに大きな差が生まれてきます。
細かい部分ですが、綺麗に仕上げるためにミシン針にもこだわっています。
ちなみに本縫い用以外にも、オーバーロック用、ボタン付用、千鳥ミシン用、穴かがり用、すくい用、刺繍用など、ミシン針メーカーには用途に合わせて2000種類、4000番手もの種別があります。
先端形状・表面処理を含めると、もうどれだけあるのか我が社でも把握していないぐらいです。
(オルガン針株式会社様参照 https://organ-needles.com/product/)
最後に
ミシン針の替え時について、ミシンで何かを縫っているときにザクザク音がしたり、目飛びが多くなってきたら針先が潰れているかもしれません。
そんな時は針を一旦外して、怪我をしないように針先を触ってみて引っ掛かるような感じがあればミシン針の替え時です。
生地によってミシン針も使い分けると、より一層綺麗に仕上がるのでオススメです!